最近ずっと気になっていたことがあった。
喉に何かが引っかかっている。
食べても。
食べなくても。
何かが張り付いているような違和感。
その原因を調べるため、胃カメラを受けることになった。
麻酔をしてもらい、効きを確認しながら説明を受ける。
……長い。
今までこんなに説明された検査はなかった。
少し嫌な予感がした。
マウスピースをくわえ、
「はい、入れますね。」
その瞬間だった。
苦しい。
想像以上だった。
思わず嗚咽が出る。
「飲み込んでください。」
必死に飲み込む。
涙が止まらない。
「食道きれいですね。」
いや、それどころじゃない。
きれいでも汚くても、今はどうでもいい。
お願いだから終わってくれ。
さらに胃まで進む。
永遠のような時間だった。
ようやく、
「はい、抜きますね。」
カメラがゆっくり抜けていく。
終わった。
思わず大きく息を吐く。
涙が止まらなかった。
「こんなに辛いんですか?」
そう聞くと、
「ごめんなさいね。」
と優しく言われた。
その場で心に誓った。
「もう二度と受けなくて済むように節制しよう。」
皆さんも胃カメラは、必要最低限で済むよう健康第一ですよ(笑)
そんな検査漬けの日々の中
先生から一つ提案があった。
「血圧を少しでも安定させるために、医療用の着圧ソックスを履いてみませんか?」
正直、半信半疑だった。
「靴下で血圧が変わるの?」
そう思いながら履いてみる。
すると驚いた。
今まで歩くだけで下がっていた血圧が、ピタッと落ち着いた。
効果はてきめんだった。
ソックスを履いている間は、立ちくらみもほとんどなく、普通の人と変わらないくらい普通に歩ける。
「こんなに違うの?」
思わずそう声が出るほどだった。
もちろん病気が治ったわけではない。
でも、私にとっては久しぶりに「普通に動ける」という感覚を取り戻せた瞬間だった。
この時の私は、まだ気付いていなかった。
この一足の着圧ソックスが、この先ソックスなしでは生活できないほどの必需品になることを。
そして、何度も私を助けてくれる"命綱"のような存在になることを──。
次回、病院で出会った最高の看護師さんたち。